

手作りイーゼル。
絵を描くのに必要なイーゼル。それをお店で購入するとこれがまた結構なお値段。 というわけで自分で作ってみました。道具はすこしずつ揃えた電気工具で作り方はそんなには難しくはないのですが、作業が多く時間もかかります。自分なりに工夫して高さも自由に調節できるようにしました。 ①まずは材料。今回はGAMMAの角材Vuren Ruw 210cmx5cmx2.2cmを3本と2.4cmx2.4の角材を使います。 ②イーゼルの背中のT字のつなぎ用の蝶番、絵を乗せる棒板用のネジと鎖。この鎖はイーゼルの脚を開いたときに広がりすぎないためのものです(後ほど説明します)。 それから繋いだ角材を補強するネジ。 ③まずはイーゼルの高さを決めて角材の長さを決め、角材が交差するところは凸凹を作ります。(この方が釘でつなげるより断然強い!) ④床につく脚の下部分は角度を斜めにして切断。 ⑤電気のこぎりで角材を切っていきます。 こちらが角材の重なる部分、こうして一部だけ切断、これが結構面倒なのです。 そして重ねると、、、、こんなにプロフェッショナルにみえます、釘は使っていません。 ⑥


水張り。Streching paper with water.
水張り。 耳慣れない言葉ですが、絵を描く前に水で濡らした紙を木製パネルに貼るという作業です。 一般に紙は水分を吸うと繊維が伸びし表面に凹凸ができます。絵を描くのにその歪みや凸凹が紙にできないように、たっぷりと濡らして繊維を伸ばした状態のものをパネルにはり、乾くと収縮して画面がピタッと張るわけです。 今日は生徒さんとその水張りの実習。 水張りに必要なのは使用する紙と木製パネル、水張りテープ(切手のように濡れると粘着性がある)、刷毛。 たっぷりと水を含ませて紙の繊維をゆるゆるにします。 少し置いてからひっくり返してパネルに貼り込みます。その時、空気を出しながら丁寧にやることがコツ。そしてテープでパネルの脇から紙をとめます。 完成! Sさんはこの水張りした紙を使って今日から石膏デッサン・ビーナスに初挑戦です。 まずはエスキース(デッサンの前に簡単な下図)から。 次回は本紙に描いていきます。楽しみ!


裏側を描く。Draw backside.
先週から始まったSさんのデッサン。当教室での一枚目の作品なのでまずは鉛筆の使い方や 形の取り方などの基本から、と始めてみたらあっという間に立体の形もうまくとれて鉛筆のトーンや濃淡ものせられました。普段、花の絵(ボタニカルアート)を描かれているSさん、鉛筆デッサンで立体や空間表現をみにつけたいといらっしゃいました。さすが普段制作されているので対象をしっかり観察する力をもってます。 立体を描くときに大切なのが、その対象物の裏側を描く意識。 ちょっとしたヒントでぐっと絵がかわりました。次回が楽しみです。


My扇子絵作り ~pre-workshop~
今回は11月28日に行う一回目のアートワークショップ、”手描き扇子絵”のためのリハーサル。友達に協力をいただいて実際に扇子に絵を描いてもらいました。 ワークショップ本番は約3時間。まずは扇子に描くデザインの考案から下図の作成、扇子へのトレース(下図を扇子に書き写す作業)、着彩。 〜トレース〜 扇型の画用紙に下図を描いてそれを扇子に転写します。 画用紙にデザインの下図。頭の中のイメージを形にします。なかなか面白い。 扇子に描くデザインは自由。 友達二人、それぞれ自分が描きたいものを扇子にします。 ひとりは最近旅行した際に撮った一枚の海岸風景をモチーフに。海に映る太陽と柔らかい雲、 透き通る空。 もう一人の友達は女性の顔をデザイン。オランダのチューリップを構成して目や鼻(花)の形にしました。まさにアートです!下図を扇子にトレースしたら水彩絵の具で着彩に入ります。 下書きの転写にはカーボン紙を使います。転写をしたら墨汁と細筆で線をはっきりさせていきます。 すごい集中。。 扇子に下図が綺麗にできました。 着彩には水彩絵の具とアクリル絵の具。水彩は透明感を