

シーボルト美術館 SieboldHuis
<おすすめ美術館情報> 昨日、アムステルダムから電車でおよそ30分ほどのところにある街、ライデンにある 日本博物館シーボルトハウスに行ってきました。 Philipp Franz von Siebold(1796-1866)は1823年にオランダ政府により長崎の出島へ医者として派遣されました。出島で西洋医学「蘭学」を教えながら、医者という理由で特別に出島の外へでて往診をします。診断料を受け取るかわりに患者から贈り物をもらい、そこから彼は日本で美術品や日常品のコレクションを集めるようになりました。 こうしてシーボルトが収集したものの一部がここ、シーボルト博物館で展示されています。 また現在『富士山展』という展示が催されていて、かの有名な北斎や広重などをはじめとした富士をモチーフにした作品が公開されてます。 今回の展示は前編(主に北斎)と後編(広重)の2部に分かれています。 前編 2015年12月10日〜2016年1月24日 後編 2016年1月26〜3月6日 前編では北斎の富士が拝めるし、シーボルトの集めた工芸品をみて「はぁ〜、やっぱ日本人の繊細


ふぞろいの林檎たち。The Scraggly Apples
りんご、と聞いて形も色も、味だって簡単に想像できるもの。 そんな身近にあるりんごだけれど、形のふぞろいでどれをとっても個性的だし、絵にするとなるとこれがなかなか奥が深い。 うちの教室でまず初めに取り掛かるモチーフがそのりんごです。 今まで絵を描いたことのない方にまずはシンプルなものからスタートして、鉛筆の使い方や 光の捉え方を学ぶことからはじまります。 りんご自体に個性があるように、初めて描くりんごにも生徒さんの個性がしっかり映し出されます。 今日は皆さんが描いた素敵な『ふぞろいの林檎たち』をご覧ください。 ⭐︎このタイトル『ふぞろいの林檎たち』をみて反応した方、世代がバレます。(笑) During the first lesson at Atelier MANABU you will learn how to draw an apple. Here you can see some drawings of students. In every drawing you can see some of the personality of the


完成!!ポインセチア。
新年一回目のレッスン1月8日は12月から取り掛かった「12月の赤ーポインセチア」の最終日。水彩絵の具は学生時以来初めてというYさんとKさんでしたが、4回のレッスンでポインセチアの鮮やかな赤をしっかり捉え、初めてとは思えないほど素敵な一枚が仕上がりました! <レッスン1日目> ポインセチア初日のレッスン。まず木製パネルに紙を水張りし、構図を決めて鉛筆で下書きをします。 絵の具に入ると修正ができないので構図は慎重に。 下書きの完成。 <レッスン2日目> 新規入会のお二人はまず水彩絵の具の準備から。日本製ホルベイン水彩絵の具18色をチューブからパレットに入れ十分に乾燥させて使います。 普段から水彩絵の具を使っていたっしゃるこの生徒さんは固形の絵の具の入ったパレットを使用。混色した絵の具は次回も洗わずに使います。 絵の具の準備ができたら実際に絵の具で着彩していきます。最初は水を多めに、細かくではなく大きく見ながら塗っていきます。 大きく塗りながら葉脈も追っていきます。 バランスを見ながら植物全体に色を入れていきます。水彩絵の具は透明なので1色目が濁らない


2016年、新しい挑戦のはじまり。
明けましておめでとうございます。 昨年10月から絵画教室AtelierMANABUを開設して3ヶ月。レッスンやワークショップを通じて新しい出会いにも恵まれ、とても充実した時間を過ごすことができました。 日本を離れて、文化も言葉もまるで違うここオランダで、生徒さんたちの ”絵を描きたい” という共通の思いを軸に、共有できる時間と場所が作れたことを大変嬉しく思います。 教室は現在、生徒数6人を迎え、ほとんどの方がいままで絵を描いた経験をお持ちではない方々です。始めは鉛筆の使い方からスタートし、新しいことで戸惑いながらもそれでも皆さんの『描いてみたい』という強い気持ちがしっかりと実を結んでいるのが作品に表れ 出来上がった作品は見る側の心を動かしてくれます。 2016年も引き続き、一緒に楽しく制作しながら様々なことに挑戦し、皆さんにとっても、私にとっても新たな自分探しができたらと思っています。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 菅原 学 ⇩2015年のレッスン&ワークショップのダイジェスト写真です。